いまさら聞けない? 電動アシスト自転車と電動自転車の違い!交通ルールは?

こんにちはOKADAです。

今回は私が愛してやまない自転車の魅力と注意点をザックリとお話したいと思います。

※詳しく正確に知りたい方は道路交通法を調べてね

これであなたも電動アシスト自転車マスター!!

⬛︎こんなに自由な乗り物ってある?

まずは自転車がいかに自由な乗り物であるかから挙げてみましょう。

・免許不要

・年齢制限なし(親子でも乗れる)

・ヘルメットは必須ではない(推奨)

・駐車場に悩まない(迷惑駐輪はやめましょう)

・自転車専用道路、車道や路側帯はもちろん、限定的に歩道も走行可能(走行時は歩行者最優先)

・一方通行も自転車は除外される場合が多い(進入禁止でも自転車を除く場合がほとんど)

・特に標識のない車道での法定速度は60km/h(原付より速いんです!)

自転車の魅力とは

自分の目線で、自分の速度で、止まるも進むも自分次第。

それだけでもワクワクするけど、その他にどんな魅力があるのかな?

・日常使いからキャンプ、レース、旅まで使い方様々。手入れ次第で一生ものの相棒になる

・ファッションアイテムにだってなってしまう

・乗り物としての維持費が安い

・どこまでも走っていける(体力や時間と相談だ)

・自分でも整備・組み立て・カスタムができる(大人の1/1プラモデル)

・車にも電車にも船にも飛行機にだって載せられる(車種による)

・プロレーサーと同じ車体も所有できるうえに、それを公道で乗ることも可能

とはいえデメリットだってある

それはもちろん体力に左右されること。

重い荷物を積む、坂道を登る、向かい風の中や長距離を走る・・・すると、とっても疲れる!!!

さらに年齢とともに体力の衰えを感じ始めると、自転車に乗って出かけることを控えるようになることも。

そこで!

⬛︎さらなる自由と軽やかな翼を与える「電動アシスト自転車」

そんな自転車のデメリットを全部帳消しにしてくれるのが電動モーターによるアシスト!

漕ぎ出しが楽!

登り坂も楽々!

重い荷物を積んだり向かい風でもグングン進む。

バッテリーがもてば初心者だって100km以上余裕で走れてしまうし、速さを競わないサイクリングなどで経験・実力・性別・年齢差を埋めてくれて皆一緒のペースで楽しむことも可能となります。

今さら聞けない「電動アシスト自転車とは?」

電動アシスト自転車とは、モーターにより人力を補助してくれる、搭乗者がペダルをこがなければ走行できない自転車を指します。

日本の電動アシスト自転車やe-bikeは、法律上「駆動補助機付自転車」と呼ばれ、「道路交通法施行規則」というルールの中で性能の上限が決められています。

・10km/h以下ではアシスト比率は1:2(人力の2倍)まで

・11km/h以上のスピードになると徐々にアシスト比率を落としていき24km/hで完全にアシストが切れることが義務

意外なことに、日本ではモーターそのものには出力規制はありません。

ちなみにEU基準ではモーター出力は250Wまでで、上限速度は25km/hとなっています。

「電動アシスト自転車」と「電動自転車」の違い

では、それに対して電動自転車とはどのようなものでしょう?

人力での伝動補助のみならずモーター単体のみで自走可能な「電動自転車」は、電動アシスト自転車と明確に区分するために「フル電動自転車」と呼ばれる事もあり、両方のモードを備えている場合が多いです。

最近増えてきた「電動キックボード」もこちらに分類されます。

・出力によって原動機付自転車か自動二輪車として扱われる

・運転免許やヘルメットの着用および自賠責保険への加入やナンバー登録が必須

・方向指示器など、法規上の条件を満たす装備が必要

つまり電動自転車や電動キックボードは「オートバイ」なのです!

上記の条件等を満たさず自転車や遊具のつもりで使用すると、様々な法令により処罰される事になります。

電動アシスト自転車を選ぶときの参考基準の一つ「型式認定」

型式認定とは、電動アシスト自転車が道路交通法などに規定されている基準に適合している事を表す制度です。

・アシスト比等の電動システムに関わる箇所の検査

・完成車に対する企業としての品質管理体制の検査

・取り扱い説明書等の検査

つまりは日本の法律に適合した安心できる商品ですよ!というお墨付きです。

とはいえ電動アシスト自転車の型式認定は任意なのが実情で、型式認定を取らずに販売されている電動アシスト自転車も多数あります。

では電動アシスト自転車の型式認定は取得しなくても良いという実情の中で、多くの自転車メーカーが型式認定を取得しているのは何故でしょう?

それは万が一事故が発生した場合、法律に適合した電動アシスト自転車だと示すことでトラブルの発生を抑えられるという大きな意味があり、また、型式未取得の自転車の整備や修理などを受け付けない方針の自転車店が多いからです。

VELMOはもちろん型式認定取得済みです!

⬛︎自由であり続けるために

電動アシスト自転車を取り巻く現状

近年、電動アシスト自転車や電動キックボードなどのマイクロモビリティーによる交通違反やマナー違反などによる重大事故が増加し、どんどん取り締まりが厳しくなっております。

つまり利用者のモラルの無さが、自分で自分たちの首を絞めているわけです。

これは、子供乗せ電動アシスト自転車の利用者も例外ではありません。

車種にあった道路交通法を遵守するのはもちろん、どんな時にも歩行者優先(自転車は凶器になります)・迷惑駐輪をしない(駐輪場がある場合は必ず利用しましょう)など、マナーやモラルを守って利用しない限り、より厳しい罰則が設けられたり自転車も免許制度になる等、どんどん自由度が狭められていく可能性が高いでしょう。

実は自動車よりきつい罰則

運転免許をお持ちの方はご存知でしょうが、交通違反をした場合の違反切符には通称「青切符」と「赤切符」と呼ばれるものがあります。

青切符(交通反則通告制度)を交付された場合、決められた期限までに反則金を納付すれば、当該道路交通法違反については刑事裁判や家庭裁判所の審判を受けることがなくなります。

一方、自動車運転者で、比較的重い違反を起こした場合は、交通反則通告制度の適用外となり、赤切符が交付されます。

通常、警察官が交通違反に対する取調べを行った後、同庁舎内の検察官による取調べと略式命令の請求、裁判所の略式命令、罰金の納付の順で手続きが進められます。

では自転車の場合いはどうでしょう?

免許制度・点数制度(交通反則通告制度)がない反面、自転車搭乗者が交通違反で検挙された場合は、なんと即「赤切符」!

いきなり裁判所へ出頭となります。

そんなこたぁ無いだろう?って思ってるそこの貴方!

今まで検挙されなかったのは、単に「見逃してくれていた」からです!

この自由で楽しく便利な乗り物を、いつまでも気軽に利用できるようにするために

人々の安全のためはもちろん、これからも自分たちが利用しやすい自由な環境を維持するために、交通ルールをしっかり守って安全を心がけて自転車を利用するようにしましょう!